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Linux MLD 4 Q&A

Xのトラブル全般について

Xサーバーの自動認識がうまくいかない場合でも、XF86Configを
手動で設定することでXサーバーを高解像度で起動することが
可能な場合があります。それぞれのビデオチップについては
個別にFAQがあります。ここではX全般についての注意事項が
書かれています。

1 VGA16で起動しているまたは画面がチラついたりする場合
Xが起動していますので、まず Ctrl+Alt+F1 を入力して
コンソール画面へ移行します。rootでログインして、

  # telinit 3

を実行します。これでxdmも終了します。Xの設定ファイルを
変更したり、別のXサーバーを試すことができます。
現在使われているXサーバーは

  # ls -l /etc/X11/X

で確認できます。/etc/X11/Xは実際に起動されるXサーバーへの
シンボリックリンクです。

XF86Configは /etc/X11 にあります。設定を変更したら

  # startx
または
  # X

で動作を確認します。xdmが動いていませんので、Ctrl+Alt+BSを
入力すればコンソール画面へ戻るはずです。

2 マウスが動かない場合
まず Ctrl+Alt+F1 を入力して、コンソール画面へ移行できるか
確認します。キーボードが正しく動作していればコンソールへ
戻れます。rootでログインして、

  # telinit 3

を実行します。これでxdmも終了します。
/mldinstにある xsetupのマウスの設定を確認します。
マウスのプロトコルについてはマニュアルの137ページを
参考にしてください。PS/2マウスの場合は -mouse PS/2 と
なっていることを確認して下さい。
再度 Xを設定するためには

  # /mldinst/xsetup

を実行します。ディスプレイの確認画面が表示されますので、
マウスが使えるか確認してOKをクリックします。

3 ハングアップしている場合
Ctrl+Alt+BSやCtrl+Alt+F1がきかない場合はランレベル3で
linuxを起動してください。
MS-DOSモードから起動する場合はCドライブの ¥mld4load 
ディレクトリーに kernel.parというカーネルのオプションを
設定するファイルがあります。このファイルに

	3

という行を追加して下さい。

ブートFDから起動する場合は,以下のように

    LILO boot: linux 3

オプションをつけて起動してください。

ランレベル3の場合はXの自動設定を行いませんので、Xの設定で
ハングアップしていた場合はこれでコンソールモードのまま起動
してくるはずです。
ビデオチップがサポートされているものであるか

  # lspci -v

で確認してください。
サポート外のビデオチップ場合はVGA16サーバーを
試してみて下さい。