XF86Config ファイルについて
XF86Config ファイルとは，Xの設定について記述したファイルです。 XFree86において重要な設定ファイルで，これに記述されている内容は フォントの指定，キーボード，マウス，ディスプレイチップセット， ディスプレイの特性，色，解像度などの設定情報をXサーバーに対して 指定します。XF86Config ファイルは，１つのテキストファイルで， 7つのセクションから構成されています。 まずは，実際に見てみましょう。どこにあるかといいますと, /etc/X11/XF86Config にあります。less , more などで見てみましょう。
XF86Configファイルは，各セクションに別れています。
基本的なセクションについて上から順番に以下のようになっています。
Files セクション
標準フォントとRGBデータベースのパスを設定します。
ServerFlags
一般的なサーバ用オプションをいくつか設定します。
Keyboard
キーボードデバイスの設定します。
Pointer
ポインタデバイスの設定します。
Xinput
このセクションはオプションです。MLD4ではここでUSBマウスなど
２つめのポインタデバイスを設定して、切替えています。
Monitor
使用するディスプレイモニタの各種設定をします。最も重要なのは
HorizSyncとVertRefreshの行です。この２つで水平、垂直周波数の
上限と下限が決められます。この範囲でもっとも高い周波数のモニタ
設定が以下の各モニタ設定行の中から選ばれます。
Device
グラフィックカードの各種設定をします。ビデオチップのオプションなどを
ここで設定します。SVGA、VGA、Mach64などのアクセラレーションサーバー
ごとに Deviceセクションがありますので、注意して下さい。
Screen
Xサーバーが使用する色数と画面サイズ，仮想スクリーンの
大きさを指定します。