ISAPnP NE2000互換カードの設定について
Linux MLD IIではISAPnPの情報をWin95のレジストリーから検索し、
設定を引き継いでいますが、レジストリーが正しく設定されていない等により正しく
引き継げない事があります。このような場合は以下の手順で
ISAPnPカードの設定をして下さい。
以下の作業はrootユーザーで行なって下さい。
1 Win95のデバイスマネージャーでNE2000互換カードが使用している
IRQ IOアドレス を調べておきます。
2 Linuxを起動し、
# pnpdump | grep CONFIGURE
でカードのIDを調べます。
(CONFIGURE ABC0123/269417929 (LD 0
-------
この部分がカードのIDです
ISAPnPカードが何枚もあるといくつかの行が表示されますので、
# pnpdump | more
でカードのベンダー名などでNE2000互換カードのIDを調べて下さい。
3 /mldinst/devlist.txtをvi等で修正します。
# cd /mldinst
# vi devlist.txt
ISA LANcard:で始まる行を修正して下さい。
修正前
ISA LANcard:LAN アダプタまたはその互換製品:220:5:0:0
修正後
ISA LANcard:NE2000:220:5:0:0:ISAPNP:ABC0123
この例でののパラメータは
220: IO アドレス
5: IRQ
0:
0:
ISAPNP: PNPカードの場合はISAPNPとする
ABC0123:2で調べたLANカードのID
です。
もしもLANカード自身がWin95のレジストリーになかった場合はこの行が
ありませんのでこの行を追加して下さい。
4 セットアップのコマンド
# cd /mldinst
# ./mldsetup
を実行して、システムをリブートして下さい。
Linuxが再起動したら、コントロールパネル等でネットワークの設定を
行なって下さい。