ファイルハンドル

 Topaz scriptではファイルハンドルが重要な役割を果します。ビューア、ポストスクリプトフィルタ、印刷などは全てファイルハンドルを介して行なわれるからです。
open (F, ">test.dat");
print F $a;
close F;
 この例では、"test.dat"をオープンし、変数$aの内容を"test.dat"に結びつけられたファイルハンドルFを通じて書き込んでいます。 ファイルの読み込みも容易です。詳しくは、 リファレンス部の 入出力を参照して下さい。

 注意すべきことは、ファイルハンドルを用いてパイプ処理も扱えることです。 以下はTopazの初期化スクリプト"inittopaz"の、ビューアを起動する部分です。

open(V0, "| tpvview -tV0 -c2 -x1 -y1 -w600 -h800");
 パイプを通じてビューア"tpvview"を起動しています。グラフの再描画処理の場合、
$graph->paintall(V0);
が実行され、ファイルハンドル"V0"を通じ、全描画内容がビューアに転送されます。 ファイルハンドルを用いると、複雑なバッチ処理も簡単に行なえます。 以下はファイルイメージをpostscript形式に変換し、postscriptビューア(gv)で表示するためのものです。
open(PS, "| tpv2ps | gv -");
$graph->paintall(PS);
close(PS);