座標軸の設定

Frameの選択

 frameの設定は座標軸の外観を大きく左右します。frameの設定のためには、"Axis | フレーム"から以下の設定画面で行います。





 この中で重要なのがフレーム形状です。フレーム形状は以下の3つから選択します。

 Box:          Box型の外観を持ち各辺にAxisオブジェクトが対応し、
               計4つのAxisオブジェクト(X, Y, T, R)が存在します。
               各座標軸は違いに独立ではなく、X軸を親とする従属関
               係が存在します。例えば、X軸の数値ラベルのフォント
               を変更すると、T軸の数値ラベルのフォントも同一のも
               のに設定されます。このような従属関係は、グラフ外
               観の統一性と各軸の設定の繁雑さを避けるために導入さ
               れています。

 X-Y:          X-Y型の外観を持ち、計2つのAxisオブジェクト(X、Y)
               が存在します。Boxの場合と 同様、各座標軸は違いに
               独立ではなく、X軸を親とする従属関係が存在します。

 Independent:  4つのAxisオブジェクト(X, Y, T, R)が存在し、各オ
               ブジェクトは完全に独立です。
 Independentは完全に独立に4つの座標軸を設定可能ですが、反面設定内容が多く煩雑です。 通常は、BoxかX-Yを選択することになるでしょう。 以下はboxとx-yのグラフ外観です。





 デフォルトで、フレーム形状はboxになっています。ここではそのままの設定にしておきます。 また、フレーム内部を薄い黄色で塗り潰すため、内部スタイルをsolidに、内部色をL-yellowに設定します。 以下のようなグラフになりますね。


Axisの設定

 次に各軸の設定を行ないます。 "Axis | X軸"を選択すると、X座標軸の設定を行なうための以下のようなメニューが表示されます。





メニューの分類内容は以下の通りです。

   基準線:       ベースラインの設定
   表示範囲:     数値表示範囲の設定
   主目盛:       目盛の設定
   副目盛:       副目盛の設定
   数値ラベル:   数値ラベルの設定
この分類は下図の各部分に対応します。





 ここでは、X軸の表示範囲を0から50までとし、目盛を50毎に、副目盛を5分割に設定することとします。

 次に"Axis | X軸 | 表示範囲"で開始値を0、終了値を50、単位目盛を50、"Axis | X軸 | 副目盛"で分割数を5に設定してください。

 さらにY軸の表示範囲を0から10までとし、目盛を5毎に、副目盛を5分割に設定します。 "Axis | Y軸 | 表示範囲"で開始値を0、終了値を10、単位目盛を5に設定してください。 また、"Axis | Y軸 | 副目盛"で分割数を5に設定してください。

 グラフは以下のように表示されます。






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Frameの追加・削除

 Topazはメモリの許す限り任意個数のFrameを扱うことができます。 Frameを追加するには"Axis | フレームの追加"を用います。Frameが複数存在する場合、Current Frameを常に意識する必要があります。Current Frameは複数のFrameのうち、現在編集対象になっているFrameを指し、常にただ1つだけ存在します。チュートリアルでは暗にFrameは1つだけ存在すると仮定して説明を行なって来ましたが、Frameが複数存在する場合、Frameや座標軸の属性変更は常にCurrent Frameに対して行なわれることに注意しましょう。
 Current Frameの変更は、"Axis | カレントフレームの変更"で行ないます。 またFrameの削除は、"Axis | 編集 | 削除"で行なえます。この場合削除されるFrameは、"Axis | 一覧"で選択されたFrameです。

その他の機能

 Axisの表示範囲は"Axis | X軸 | 表示範囲"等で行なえますが、"Axis | トリミング"によりより視覚的に行なうことができます。 新しく表示する範囲を、矩形で指定して下さい。 また"Axis | オートスケーリング"を用いると、読み込んだデータ値に応じて表示範囲を自動設定することができます。